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恩賜 財団 | 済生会熊本病院 |
この度、日本超音波医学会第23回九州地方会学術集会を2013年10月6日(日)に市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)にて開催させて頂くことになりました。熊本での開催は実に11年振りです。
本会は「九州地区における超音波医学の発展と普及を図り、もって我が国における学術の発展に寄与すること」を目的としております。
超音波診断の果たす役割は年々大きくなっており、今や全身の臓器がエコー検査の対象となっています。また、エコーを用いた診療はチーム医療が重要であり、医師と臨床検査技師が十分にコミュニケーションを取りながら、プロフェッショナルとしてチームで患者さんのために最大限の能力を発揮できる領域でもあります。
本会におきましては、特別講演では、「鄭 忠和レクチャー」を吉田 清先生(川崎医科大学附属病院 循環器内科 教授)、「平田 經雄レクチャー」を真口 宏介先生(手稲渓仁会病院 消化器病センター長)にご講演頂きます。
教育講演では、「救急・集中治療に活かすエコー」をテーマに、循環器系を渡邉 望先生(宮崎県立宮崎病院 循環器内科)、消化器系を今村 治男先生(済生会熊本病院 消化器病センター 部長)にご講演頂きます。
Images of the Year in Ultrasonic Medicineは臨床検査技師の方を中心にご発表頂いております。本会に長年ご貢献頂いた小林利次先生に敬意を表しまして、今回は「小林 利次Images of the Year」として企画することになりました。YIAと若手医師のための新人賞と同様に奮って応募をお願い致します。
エコー講習会では例年のハンズオンコースに加え、前回好評を頂いたウェットラボ、更にシミュレーターによるシミュレーションエコーマスターコースの3つを企画しております。ウェットラボでは豚の心臓を解剖し、直接、見て、触って、実際の構造を学んで頂ければと思います。シミュレーションエコーマスターコースでは乳腺エコー、エコーガイド下中心静脈穿刺、経食道心エコーを企画しております。
10月の熊本は銀杏が色付き始め、黄色の絨毯が見られる、森の都として美しく、気候も穏やかで過ごしやすい季節です。また、会場は熊本城がすぐ目の前で、繁華街にも近く、熊本の観光やショッピングにも便利な所です。熊本の秋を堪能し、本学会で多くのことを得ていただけることを願っております。